先日の盛岡訪問の際、名物の「じゃじゃ麺」をいただきました。
じゃじゃ麺とは、平たいきしめんかうどんのように感じられる独特の麺に、肉味噌とキュウリ、ネギをかけ、好みに合わせてラー油やおろしショウガやニンニクをかけて食べる麺料理なのですが、・・・Wikipediaで「基本的には、盛岡周辺を中心とした岩手県で食べられている郷土料理であり、初めて食する県外者には、塩辛く単調な味付けに感じられる傾向があるためか、あまり他県では専門店が見られない」という解説があったので、どのような味だろうと戦々恐々としながら、元祖の店という「白龍」を訪ねてみました。
注文を受けてから麺を茹で始めるようで、待つこと約10分でだされます。満を持して登場した皿の上に盛られた、肉味噌、きゅうり、薬味、麺をよく混ぜて一口食べると、麺の柔らかさとほぼ味噌オンリーの単調味付けで、やっぱりこの程度かという印象・・・、と思っていたら、これが本当に不思議で、食べ進める内にどんどん美味しく感じられていったのです。
最初はゆるすぎると思った麺は水分が適度にあってにゅるんとした食感が心地良く、そして肉味噌もニンニクやラー油を加えると風味がぶわっと口中に広がり何とも言えず美味いのです。いわゆる「癖になる味」ってこういうものを言うのだろうと思いました。
その後訪ねた「香醤」のものも秀逸。もはや白龍できっと舌を慣らされていたからでしょう、一口目から美味しく感じられました。この店は、辛味付に一升漬けがトッピングできるのも特徴でしょうか。
じゃじゃ麺では、締めに「チータンタン」を食べるのも特徴です。これは、麺を食べた後の皿に、生卵を割り入れ、肉味噌と一緒に麺の茹で汁でといでいただくスープ。あっさりとしていて、味が濃厚なじゃじゃめんの後にぴったりです。
じゃじゃ麺、長く地元で愛されていることに納得。もう少し東京でも普及しても良いと思うのですが、・・・どうでしょうか。
盛岡じゃじゃ麺とチータンタン美味しそうです。
盛岡遊びに行った際、必ずたべます。
投稿情報: 岩手b級グルメご当地うまいもの | 2012-12-02 19:44